my魂

タグ:自己啓発

 いよいよ、十二回目。期間にして、三ヶ月を超えてしまいましたよ、この勉強会。
 昨年の暮れから初めまして、ようやくここまでやってきました。
 今回は、コミュニケーション能力についてのお話を。
 といっても、会話についてだけではなく、その時の動作や雰囲気なども含めたコミュニケーション全般の入門編といった感じではありますが。
 まず、そもそも、コミュニケーションには会話だけでなく視覚情報が多分に含まれているということから話をしました。
 つまり、表情やしぐさ、態度等も含めて、それらの総体がコミュニケーション能力であるということです。
 特に大事にしたいのは、目の動き。つまり、視線です。
 人間は誰しも人に認められたいという欲求を持っています。相手を見る(視線を向ける)ということは、相手を認識する(認める)という意味を持ちます。
 もちろん、過度に見すぎるのも変な印象を与えますが、相手に好感を与えたいときや同意をするときには、視線を送るように意識してみましょう。
 反対に、視線を外すことは、相手を認識しない(認めない)ことです。また、視線を送っていた相手に対して急に視線を外すと、それがプレッシャーとなります。
 このような視線の合わせ方、逸らせ方の意味を考えて視線を送るようにすると、言葉に合わせた雰囲気作りや相手への意思表示も楽になるでしょう。
 言葉の選び方では、誰にでもわかりやすい平易な言い方をすると相手を説得しやすくなり、あるいは理解を得やすくなります。
 反対に漢語や片仮名語、専門用語をそのまま使うと、相手の理解は得られないかもしれませんが、相手にプレッシャーを与えたり、自分のことを知的なイメージで見せることができます。
 このため、相手の態度や状況に応じて使い分けができるように、日頃からボキャブラリーを増やす努力をしておくと良いでしょう。
 簡単な方法としては、一つの言葉を三通りくらい別の言葉や表現で説明できるように意識すると、自然とボキャブラリーは増えると思います。
 それと、感嘆詞を使うと、相手の好感を得やすいです。へえ、わあ、すごい、さすが、など。単に頷くだけではなく、間にそのような言葉を挟むと、より一層相手に対して興味を抱いている(相手を認めている)という印象を与えやすくなります。
 会話の中で、相手を立てた話し方の例としては、相手の既得知識を利用する方法があります。
 すでに相手が知っていることを引っ張り出し、あるいは相手の得意分野に例えてみせることで、より相手の共感を引き出し、理解させやすくなります。
 他には、言い換え。相手の言った言葉をポジティブイメージで返してやるといったやり方です。
 例えば「しんどくて、めんどい作業」などと言われたときに「やりがいがある作業」などと返すことです。
 これも、あまり露骨にやると意味がないですが、相手がネガティブに捉えていることをポジティブに言い換えて返すだけでも気持ちが明るくなり、好印象を残しやすくなります。
 まだ、他にも事例は挙げましたが、blog上ではまた稿を改めてご紹介いたしましょう。
 まずは、入門編のみでした。

 寒い日が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
 私達の勉強会もいよいよ第十一回を数え、まずまずの手応えを感じているところです。
 さて、十一回目のお題は、会議などで意見を促す方法ということでやりました。
 ひとつは、テーマに沿って、思いついたことをメモ用紙にドンドン書き出してもらうというもの。その後、全ての用紙を集めて、同じ意見や似たようなものは重ねていきます。
 あまり考え込まず、パッと思いつきで書き出すことが大切です。
 全ての紙が集まった時点で、より多く重ねられているものが全員が共通して重要だと思っているものです。
 また、少数派の意見でも、見過ごせない重大なものが出てくる可能性があります。その時は、改めてその意見をテーマにして、同様に用紙に書き出して集計します。
 一人一人が用紙に意見を書くので、当事者性を持たせることが出来ますし、どんな意見も無駄にならず、生かすことが出来ます。
 普段、意見を募ってもなかなか出にくいと思いますが、小さなメモ用紙に思いつくまま書くだけならば、多くの人が意見を出しやすくなるでしょう。
 あるいは、ひとつのテーマに対して、賛成意見を言う、次の人は反対意見を言う、その次の人は賛成意見を言う、というように交互に賛成反対を繰り返していくのも面白い手法です。
 本人が賛成か反対かという立場に関係なく、全員が賛成、反対の意見を出せるように指名していきましょう。
 これも、あまり考えずにパッパと意見が出るような進行を心掛けます。
 短時間で回るので、熟考する余地がなく、本音を引き出しやすいという効果があります。
 時々、指名する順番を変えるなどして、あまり考えさせないようにします。
 このような方法を使えば、比較的意見を出しやすいミーティングを行うことが出来ると思います。
 特に、なかなか意見を出しにくい人から意見を聞く場合、なかなか本音で意見を言えない人がいる時などには効果的だと思います。

 春眠、暁を覚えずと言います。最近は、帰ってもすぐ眠くなり、朝もなかなか起きられず、苦労しております。
 皆様は、いかがお過ごしでしょうか。
 さて、先日は第十回勉強会が行われました。遅い時間からの開催となりましたが、なんとか実行できて良かったです。
 今回は、付加価値について、という題で行いました。前提として価値ある商品やサービスを提供している、ということが肝心です。
 価値のないものにどれだけ付加価値を求めても、それは意味のないことです。まずは、自分達が持っている商品価値をしっかりと吟味することが大切ですし、新しい価値を作ることも重要です。
 その上で、自分達の持つ商品価値に+αできるものは何か、それを考える方法を持つことが大切です。
 イメージとしては、既存の価値を皿と考え、その上に料理を乗せていくことです。皿に合わないものや、他のものと彩りや味が違いすぎるものなどは乗せることができません。
 その際、何を基準にするかといえば、これはエンドユーザーの声に耳を傾ける必要があると思います。つまり、最終的に自分達の商品やサービスを利用する人。この声に応えられる皿の盛り付けがなければ、どれほど素晴らしい皿も意味を成さないということです。
 同じ皿に料理を乗せるイメージでいえば、似たような色や形でなくても「野菜」というカテゴリーでくくれば色々なものが乗せられます。
 このように対象を抽象化することで、多くを取り込むことが可能になります。
 また、野菜だけでなく、肉や魚も当然乗せたいと思うはずです。つまり、全体のバランスを考えた上で、他のジャンルや異業種、異分野からも取り込んで考えることができると思います。
 あくまで自分達の商品やサービスの価値に乗っかかりつつも、様々なカテゴリーや時には分野を超えた付加価値を考え出す。
 その際、本来の価値をきちっと押さえることと、全体の彩りやバランスを気にかけることは忘れてはならないと思います。

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