時間を決めて一気に集中したいなら、環境を整えて一気にやってしまうのがいいようですよ。
まずは、時間。
人間には集中しやすい時間があります。
早朝がいいというのはよく聞きますが、自分が一番集中できる時間帯というのはそれぞれ持っていると思います。仕事の都合や、日々の過ごし方によっても時間が取れるときというのはそれぞれ異なるもの。
まずは、自分が集中できる時間をいつ作れるのかチェックしましょう。
集中力が持続する目安は90分。
とはいえ、これはけっこう長く頑張れる人の目標タイム。まずは30分~60分で、自分の生活の中でどうやってその時間を取るか考えてみましょう。
それから、集中力を高められる状況作り。
好きな音楽を聞きながらがいいのか、それとも無音がいいのか。このように、人によって集中しやすい環境は異なります。
大切なことは、集中できる環境を作ること。
普段と変わらない環境の中で集中して勉強や作業をしようとしても、どっぷりと集中してこなすことは難しいと思います。
常に同じ環境を作るのが難しいのなら、その環境に近い状態を作るだけでも集中力に差がみられます。
私などは、毎月必ず読んでいるビジネス雑誌がありますが、購入した日には必ず家で読書の時間を作って一気に読んでいます。
何日かに分けて読んでみたり、色々と試しましたが、一回で読むほうが内容を頭に残しやすく、何度も環境作りをしないで済むので楽チンだからです。
机の周りをキレイにして、本を置いたら集中タイム開始です。
以前は外で読むようにしていましたが、最近はずっと、机の周りを片付けている間に集中する準備をして、読み始めたら読み終えるまで止まりません。蛍光ペンで線を引きながら読みます。
集中しようと思って始めても、最初はなかなかうまく集中できません。
時間を変え、環境を変え、自分に合った方法を探しながら少しずつ集中できる環境作りがうまくなるのだと思います。
私が心掛けているのは、徐々に集中していく時間(ウォーミングアップ)→本番→アイスブレイク(休憩・解放)という順番を意識することです。
いきなり本番に入るよりは、そこに向けて集中力を練り上げる時間があって、それから本番に入ったほうが効率よく集中力が持続するように思います。
それから、継続して同じ環境作りに励むこと。
何度も同じ環境で集中力を発揮していると、条件反射的に同じ環境で集中力が持続するようになります。私の場合でいえば、机の周りを片付けると集中力を発揮する準備が出来上がるのです。
中高生の頃は、どんな環境でも同じように集中できましたが、社会人になってからはそういかなくなりました。最近でも、何か集中力を高める方法はないかと模索しているのですが、まずは自分なりに集中しやすい環境を作って、それをくり返すことが近道ではないかと感じています。